フランスの照明デザイナー、ロバート・マシュー（Robert Mathieu）の作品集。フランスのミッドセンチュリーの照明デザイナーが手がけてきた、コレクター好みの名だたるランプがまとめられたカタログ・レゾネである。 作者はフランスの最も偉大な照明デザイナーの一人であるが、コレクターたちに絶大な人気を誇るその作品があまりにも希少であるため、現在でも大衆にはほとんど知られていない。一般的な照明デザイナーとは異なり、作者はパリのスタジオで照明作品をデザインするだけでなく制作まで行った。制作数はごく少なく、時には制作数が8点にも満たないこともあった。200点以上ものモデルをデザインした豊かな想像力、そして現在でも完璧な状態を保てるほどの徹底したクオリティ、その両方が作者の優れた点なのである。 10年をかけて制作された精妙なる本カタログでは、未公開のものも多く含む既知の作品全てを紹介し、数多くのスタジオでの写真や、作者の人生とキャリアを描くイメージと共に紹介する。真鍮性のロッドの構造やダブル・ランプシェードを用いた初期のものから、ラッカーで仕上げたアルミニウム製のリフレクターへと移行した頃のものまで、すべての段階の作品を記録。どのような素材や手法の選択であっても、純粋でしなやかなラインを求めた作者の美的価値観がその内に明確に見てとれる。 編集はカロリーヌ・マンソー（Caroline Manceau）とパスカル・キュイジニエ（Pascal Cuisinier）、序文はジャン＝ジャック・アヤゴン（Jean-Jaques Aillagon）、前書きをパスカル・キュイジニエが手がけている。 hardcover 272 pages 250 x 280 mm color 2022 published by SILVANA EDITORIALE

デンマークを代表する建築家、家具デザイナー、フィン・ユール（Finn Juhl）の作品集。本書は、作者が描いた水彩画を収録した1冊。アルネ・ヤコブセン（Arne Jacobsen）、ハンス・J・ウェグナー（Hans J. Wegner）とならび、デンマークの名作家具のデザインで知られている作者は、彫刻のような、有機的なフォルムを特徴とするテーブル、椅子、ソファで有名になった。また、ワシントンDCに建つデンマーク大使館やニューヨーク・国際連合本部ビルの信託統治理事会会議場をはじめとする1940年代から1950年代にかけて生み出した複雑なインテリアデザインも大成功を収めた。作者が水彩画の才能を発揮したことはほとんど知られていないが、本書は初めてその独特な仕事ぶりを紹介している。125点以上の繊細な紙作品からは、作者の独創性が伝わり、代表的な家具デザイン、暮らしのコンセプト、インテリアデザインに関する複雑さも体験することができ、初期段階からその発展を辿ることができる内容となっている。 hardcover 190 pages 242 x 279 mm color 2016 published by HATJE CANTZ

ニューヨークを拠点に活動するフランス人編集者、作家、スタイリストのクリストファー・ニケ（Christopher Niquet）によるファッション＆カルチャー誌『STUDY MAGAZINE』のオリジナル6パネルキャップ。正面にはロゴの刺繍があしらわれており、後部の共布のストラップとトリグライドタイプのバックルでサイズ調整ができる。 フリーサイズ。

ニューヨークを拠点に活動するフランス人編集者、作家、スタイリストのクリストファー・ニケ（Christopher Niquet）によるファッション＆カルチャー誌『STUDY MAGAZINE』のオリジナル6パネルキャップ。正面にはロゴの刺繍があしらわれており、後部の共布のストラップとトリグライドタイプのバックルでサイズ調整ができる。フリーサイズ。